散髪ってめちゃくちゃ辛くないですか?
こんにちは、ほわです。
6月も早いことに半分を過ぎましたが、皆さんどうお過ごしですか。
僕は貴重な休館日に、一日中ぱいぱいでか美とLINEをしていました。
それと、前回の記事を書いた次の日に飛田新地に行っちゃったんです。模試の帰りに。
1人で行った時はあの有り様でしたが、やっぱり数人で行くと心強いですね。
同伴していたオタクくんは
「拙者、3次元のおなごには興味ござらんのでwデュフフwww」と言っていたのに、次の日から
「3次元おっぱいは神が与えし秘宝」
とばかり言うようになりました。こわい。
と、まぁとりあえず飛田新地の話はこれでおしまい。
今日話したいのは別のお話。
皆さん、
散髪ってつらくないですか?
約1時間、髪を切り続けられる中、担当の人と自分の鏡越しの面談。
陰キャにとっては地獄です。
「じゃあ寝とけば良いじゃん!!!」
という人もいるでしょう。その通りです。
ですが、僕が1番怖いものは「沈黙」。
なので、どうにかしてその「沈黙」を断つべく、当たり障りのないゴミのような会話を無理矢理続けようとしてしまうのです。陰キャなのに。
まぁ最終手段は「睡眠」に頼ります。
あと、男性の担当の人とはまだ喋りやすいので、予約の時は毎回同じ男性です。
まぁこんな感じで先日、散髪に行った僕ですが、実は以前、かなり手痛い失敗をしました。
2ヶ月前
ちょうど受験が終わったくらいです。
受験のため、約3ヶ月放置された髪は、僕をS級陰キャへと昇格させていました。
流石にうっとおしく感じていた僕は、遂に髪を切ることを決意。
ですが、この日はいつもの担当の人が休みだったので、とにかく髪を切りたかった僕は、違う人に担当してもらいました。
もちろん女性でした。
まぁ、これは仕方ないことだし、少しは自分のメンタルを強化するくらいの気持ちでいりゃいいや。
最悪寝ればいいし……
そんな事を考えながら席につき、カットが始まりました。
しかし、本当の地獄はここからでした。
そろそろ睡眠でもかましますか〜〜〜〜と思ったその時
隣から聞き覚えのある声がしてきました。
とても聞き覚えのある声。
親の声より聞いた声。
というか、親の声くらい聞いたことあるぞ???
僕は恐る恐る隣を見ました。
母「いつもより短めでお願いします〜」
どうして母がここに居るのでしょうか?
どうやら、ほんとのほんとに、偶然同じ時間帯に予約を入れていたらしいです。
さて、こうなると何が1番まずいか?
それは、最終手段『睡眠』が使えなくなることです。
もしこの場で寝てしまえば母は
「あの子、女性と会話することなくほとんど寝たままやってんで!ヘタレやわ〜〜〜〜〜〜」と、家族や親戚、地元の知り合い全員に言いふらすでしょう。
そうして嵐のように拡散された失敗談は日本全国に知れ渡り、僕はこれから道行く人に罵詈雑言を浴びせられる日々を過ごすことになります。
居場所を無くした僕は、渡米を余儀なくされ、ヒップホップダンサーの道を突き進むことになるに違いありません。
何とかして、話をするしかねぇ…
ヒップホップダンサーは嫌だ……
僕は脳をフル回転させ、「話題」を探しました。
何かいい話題はないか……誰でも乗ってくれそうな無難な話題は…………
僕は悩みました。しかし何も浮かんでは来ません。
やはり、ヒップホップダンサーを目指すしかないのだろうか…………オロロ…………
そう考えていると、ある曲が僕の耳に流れてきました。
Mam〜〜……
僕は思い出しました。
ちょうどその時期に上映していた「ボヘミアンラプソディ」。
日本で社会現象を巻き起こした超人気映画。
そうだ!今から話すべき話題は
「映画」だ!!!!!!!!!
これなら無難な会話が出来る!!!!
いくにょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☺️
デュエルスタンバイ!!!
「あの、映画とか見ます?」
僕は単刀直入に聞きました。
あまりにもいきなり過ぎた気もしますが、美容師程にもなれば、多少強引な話でも上手に返してくれるはずです……!
「見ないです」
いや、ちょっと待った。流石に早すぎるわ。
あまりにも素っ気ない返答でビックリしましたが、ここで食い下がる訳にはいきません。
諦めねぇ!
第2ラウンド!!!
「そうなんすねぇ笑。でも、あれ知ってます?ボヘミアンラプソディってやつ。今めちゃくちゃ人気らしいっすよ!」
「いや知らないですねそれ」
なんか泣けてきちゃった。
確かにこんな変なやつと一言も会話したくないって気持ちは分かります。
でも、今だけは!少しだけでもいいから!!
僕とお話しよや!!!!
僕は勇気を振り絞りました。
最終ラウンドだッ!!!!!!!!!!!!!
「ボヘミアンラプソディってQueenの映画なんですけど、Queenの曲で何か好きなやつとかあるっすか?」
僕は勝ちを確信しました。
今ちょうど「ボヘミアンラプソディ」が流れている店内。
この店で働いている人なら絶対に1日に何度か耳にしているはずです。
もちろんその中にお気に入りもあるでしょう。
これは完璧な質問なのでは!?
「いや特に」
いや、まさかとは思うけど
「Queenを聴いたことは?」
「ないですねぇ」
Mamaaaaaaaa!!!!!!!hooho!!!!!!
心の中のフレディが叫びました。
今店内でめっちゃ流れとるやん。
完全に折れました。僕の負けです。
自分のトーク力のなさに泣きました。
こうして、シャンプーが終わり、ドライヤーで乾かされ、地獄の1時間は終了しました。
僕は一体何と戦っていたのだろうか……
まぁでも、髪の毛が切れたらもうそれで満足です。
僕は激闘の末に手に入れた「新しい髪型」を鏡で確認しました。
なんでや。
「Queen」の話をしたせいなのか、
僕の髪型は「北のBuheen」と化していました。
話題に乗ることが出来なかった彼女のせめてものお詫びなのか、
良い話題を振ることが出来なかった僕への恨みなのか。
未だにその真実は分かりませんが、これだけはハッキリと分かりました。
「コミュ障は散髪中、寝ろ」
皆さんが、僕と同じようにならないことを願います。
では。